今日の授業で見いだしたこと

最近

正直、物忘れが酷くなってきたような気がする。
これも、年のせいなのだろうか?
なので、習った内容を忘れないように日記に記載してみることにする。

茶筒

生物の研究室はどこでも大変なのだと実感する。
W教官が若かりしころ、「日照時間がもたらす卵巣の休眠」に関する研究をするために、2つしかないインキュベーターを用いてLD*1 「6:18」「8:16」「10:14」「12:12」「14:10」「16:8」「18:6」「24:0」の8種類を16日間も調べる実験をしたらしい。今でこそ、タイマーと呼ばれているものと多数のインキュベーターがあるので16日放置しておけばよいのだが、この時代には無かったらしい。
そこで、「茶筒」を用い、蓋をするorしないでこれらの日照時間を調節していたとのこと。
もちろん、1種類のショウジョウバエだけでなく、多数の種類が存在し、3、4年間もの長い期間で、10時から22時まで2時間おきにこの実験の為に拘束されていたようだ。
これだけを聞くと、バージンとりと呼ばれている作業の為に、12時間毎に作業をしないといけないおいらと拘束されている時間は変わらない。
だが、この作業には重大な点がある。それは、16日の間の1日も作業をさぼることは出来ないと言う所にある。
正直、バージンとりは正確に時間を設定されている訳ではないし、さぼっても大丈夫な作業だが、この実験をさぼってしまうと、最初からやり直しをしないといけないと言う悲惨な結末になってしまう。
教官曰く、「若かったから出来た」らしいが…。土日も完全に学校にいないといけないこの作業を「若い」を理由にやりたくはない。
 
羊の肉事件はこの数年後の話
 
 

同じショウジョウバエなのに…

他研(生物)の院生が行っている実験についての発表があった。
この研究室も、我が研究室同様、ショウジョウバエを用いて研究している。
しかし、ショウジョウバエ分類学を研究しているので、キイロショウジョウバエしか扱っていない我が研究室とは違い、数百種類のショウジョウバエの同定を行わないといけないらしい。
同じショウジョウバエの研究と言うことで凄い勘違いをされていた。
はっきり言って、キイロショウジョウバエのどこに毛があるとか、生殖器がどのような形をしているかはわかりません!
「PAULO君は、ここに4本の毛があるのは凄いと思わない?」
と目を輝かせながら聞かれても、
「キイロショウジョウバエのその部位に毛が無いことを知らないし!」
また、
「ここに書かれているショウジョウバエで聞いたことが無いショウジョウバエは国内にいない種類だから」
との説明では、全部の種類が知らないので、全部が日本にいないショウジョウバエだと勘違いしてしまいます!
同じ昆虫を扱っていても、ここまで話がわからないとは思いませんでした。
29日に発表する時に驚く顔が目に浮かびます。

*1:明るい時間:暗い時間