結婚

ふと

最近、高校の時の後輩(女子)の結婚話をよく耳にするようになった。
しかし、ワイフとは違い、友人が結婚すると言う話は耳にしたことがない。
「男だからなのかな?」などの疑問や、中高の連中の事を考えながら、
「あいつらが結婚するのは考えられないな」などと、ここ最近、元カノある人からのメールを発端に考えさせられていた。

メール

昨日、ある友人から
「突然ながら
 明日は学校かバイトか用事とかありますかね?」
といった内容のメールが届く。
この友人、兄様と同じ名前(漢字は違う)、苗字である為、一瞬、兄様からの返済のメールかしらと喜ぶが、よく漢字を観察してみると、違うことに気付き、
「明日は、用事が入ってるので無理っす」と答える。
「だいたい、明日とは突然すぎる。そりゃ、用事の1つぐらいは入っているよ!」と独り言を呟きながらぼーっとしていると、
「数分で終わる」とのメール。
まぁ、数分ならと承諾し、何の用事なのかを聞かずに、今日を迎えた。

そりゃ、間違えるよ!

携帯がけたたましく鳴っていることにも気付かずに、爆睡していると、ドアをノックする音が。
この光景、朝、このアパートではよくある光景。
ドアの音に反応し、体を起こしていると、
「おう。鍵開いてるんだな。これにサインして」と言われる。
寝起きでよくわからない状況だが、気付いた時には友達の借金を肩代わりして、船に乗ったり、橋を渡ったり、耳や指がもげたり、地下で強制労働を強いられたりと言った例を聞いたことがあるので、
「なんの書類なの」と聞きながら、書類を観察する。
「俺、今日、籍入れるんだよね。だから、これ書いて」
「・・・」
「婚姻届け」
「・・・」
あっ、夢に違いない。
そうだよ、夢だ。
こいつが結婚するはずないし。
「早く、書け!」
「め、めがね・・・。あっ、本当に婚姻届けだ!」
「早く、書け!」
「おまえ、言えよ、事前に。心の準備が・・・」
「早く、書け!」
「しかし、こんな書類を寝起きで書いていいのかしら?間違えても知らないよ」
と言いながら書いていると、若干間違えてしまいました。
ばれないように渡そうとも思ったのだが、流石、気まずくなるので、報告。
「まぁ、多少だから大丈夫だろ」
と寛大なお言葉を頂きました。
しかし、彼の独身生活も終わったんだな・・・。
本人も、
「記念日だから、28日!」
と一週間前に言われたらしい。
そして、あわただしく、一週間は過ぎていき、独身生活最後の日は、夜勤だったらしい。
まぁ、ともかく、おめでとうございます!